読書感想 投資の大原則
読書感想文 投資の大原則
コロナを機に、家計の引き締めを行なった方は数多くいるのではないでしょうか。
また、人生100年。生きたくなくても、生かされてしまうこの時代。
老後に向かうにつれ安心、安定で自分の未来を彩りたい。
こう思っているのは私だけではないはずです。
ということで、家計の守備ばかりではなく攻撃?もしなければとこの本を手にとってみました。
【内容】
1節約を始めること
2インデックス投資をしよう(手数料を抑えよう)
3分散・分散・分散
4ミスターマーケットにご注意を
5年齢、資産、性格に合った投資
まず節約について。
節約とは、我慢に我慢を重ねることを言うのではない。
節約とは人生の充実感を得られる、面倒見の良い友達のことである。
将来あなたがこんなことしたい、あんな風に暮らしたいという夢を実現する手段である。
1ペニーの節約は、1ペニー稼ぐのと同じ。
本に書かれてある言葉は覚えておきたいと思いました。
手数料について。
運用のプロが常に正しいわけではない。
バブルにIT関連株などを大量に買って高値掴みをしたのもファンドマネージャーに違いはない。
実際、インデックスファンドはアクティブ運用以上に勝っている。
アクティブ運用を選択した時点で、運用手数料がかかってしまう。運用手数料を上回る利益を生み出すのは容易い事ではない。
勝っても負けても、手数料は発生するのだ。
運用のプロに払う手数料を甘くみてはいけない。
安い手数料のものを選ぶのだ。
などなど・・
投資をするにあたって、ずっと本棚に入れて置きたいような本でした。
誰だって先の未来はわかりませんが、自分で安全な資産運用するのは大切。
私たちの親世代は、投資は嫌いな人も多いのでお金の教育はされてこなかった人が多い日本人。
今こそネットで証券口座を開いて、投資を始めるべきだと思わせてくれる本でした。
安心・安全な未来などそもそも存在はしない!!
女の不作法 内館牧子
読書感想 女の不作法 内館牧子
いわゆる女子あるあるを、内館さん世代の目線からお上品にズバッと描いた本。
女性はいくつ歳をとっても考えることは一緒なんだと安心しました。w
以前会社で女性の上司から言われた一言
「女は30超えたらみんな一緒」という言葉が思い出されました。
『飛び入りを連れてくる』
自分もやってしまったことがあるので胸が痛みましたが、最近やられた方のエピソードを。
田舎の友人6人と久しぶりに集まる機会がありました。喋りたいことはぞれぞれ違うのに、集まっては学生時代に戻ったかのような不思議な高揚感を得られるので、今では貴重な友達グループである。
しかしそんな中、友達の1人が『私の旦那さんも一緒に入っていい??』と聞いてきたのです。
その子にとってはかけがえのない家族だし、いても違和感無いと思っているのでしょう。
しかし数年ぶりの集まりで、6人の中にプラスその子の旦那さん。
こちら本心はのびのびと楽しく過ごしたいだけ。気を使う事なく!!
無作法というか、人と長く付き合うというのは難しいなと感じました。
もしかしたら、友達関係には賞味期限があるのかもしれないと思った瞬間です。
『酒のすすめ方、断り方がまずい』
お酒は飲める飲めないではなく相手への共感を示すツール。
著者と似たエピソードですが、会社員時代驚いたのが、会社でもとびきり美人の同僚女性がお酒の場にて『とりあえず生で』という状況の中『私、ホットの烏龍茶で』を頼みました。
思わず、気が強い女だな〜と心の中で思ってしまいました。w
でもその当時、羨ましくも思っていました。
男性ばかりでどうしても流されやすい状況の中、自分だけは飲みたいものを飲むその意思の強さ。しかも美人だから、男性も烏龍茶を咎めるわけもなくw
ま、お酒飲めない人は仕方ないですよね。広く世界を見れば宗教の事情で飲めない人もいる。
でもこのエピソードはずっと忘れられないだろうな。。
『あきらめが悪い』
一瞬、聞こえがいい言葉にも見える。
やり遂げるまではやめない。は美学である。
しかし筆者は『散り際千金、見切り千両』の考え方を説いている。
よく会社に恩義があるのでやめられない。という人がいるが、会社にとっては全く迷惑な話なのである。自分には特別な何かを持っており、恩返しができると思っているのか。。。すがりつくよりパッとやめてサッと引く方がよっぽどありがたいのではないか。あなたの代わりはいくらでもいるよと思う。
辞めて会社に遊びにくる人もいるが、もう、辞めた人にみなさん構う暇も無い。
みんな忙しいのだ。
『総括』
女子あるあるを見たり読んだりするのが好きな人にとっては、共感の嵐。
女性と付き合うときは無理をせず自分のペースで、無理に会おうとせず数年、数十年会わなくってもいいじゃないと思わせてくれます。
お互いの歩幅が合いそうな時になってから、会って楽しい時間を過ごすので十分だと思いました。
女性のエッセイは、将来のための防衛策知識として参考になるからやめられない。
映画 ヒキタサン!ご懐妊ですよ
映画 『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』
久しぶりにじっくりと家で映画見ました。
映画の題材は『不妊治療』。
デリケートな題材にも拘らず、重すぎず、軽すぎず、俳優さんの演技も自然で、心地よく見入ってしまいました。
【内容】
主人公のヒキタさん夫婦が、子供を作ろうと思い立ち、不妊治療に挑んだ3年間を描いたもの。不妊の原因が旦那さんにあるということで、高齢の主人公は精子の運動率を改善すべく、四苦八苦、試行錯誤、悪戦苦闘の日々をコミカルに描いています。
一方で妻の方は、夫と同様子供が欲しいという強い信念を持ちつつも、手術の負担に弱みを見せずに粛々と淡々と治療に専念する。妻の気持ちが強く描かれるのが、流産の場面と、体内の子供に病気があるかもしれないと分かった時の2回もみ。作中、凛とした動じない妻がそのたった2回感情の揺らぎで作品に大きなコントラスが生まれます。
【感想】
よかった点
俳優が好きな人ばかりだった。松重さん。北川景子。山中崇。濱田岳。皆川さん。主役陣と脇役の方々と超豪華な顔ぶれでした。安心感と好感しかありませんでした。
男性不妊に焦点を当てて、主人公がまっすぐ目標に立ち向かう姿が、女性の心を癒すと思います。また世の男性の背中をポンッと押してくれるものになると思いました。
不妊治療は簡単にはいかないんだよ現実を教えてくれる。妊娠したとしても、流産になることはあるし、胎児に何か異常など見つかるかもしれない。作品が丁寧に作られているので主人公と一緒に一喜一憂できます。
ウ〜ンだった点
主人公の年齢と、治療のスピードが合っていないのではないかと思いました。
映画作品として、尺や盛り上がりを考慮しての台本なのでしょうがないと思います。
現実では、スピードが全てです。不妊治療に挑む人全てがタイミング法からしていたのでは国の補助で賄いきれなくなりますね。
【総括】
自然でも、人工でも、妊娠というのは奇跡で、まさに『授かりもの』。
夫は妻に、妻は夫に、相手にどれだけ気を使ってあげられるかが本当に大事なんだと改めて気づかされる作品でした。
素敵な夫婦像が描かれた作品です。
本 リモートワークの達人
読書感想
リモートワークの達人 ジェイソン・フリード &デイヴィット・ハイネマイヤー・ハンソン
2020年のコロナ騒ぎ、まだ収束には至っていません。それどころかずっと共生していくのかもしれないとも言われています。
過度な対策は経済を滅ぼす。
いや、対策してしすぎることは無い。
の堂々巡り。
マスクをしなければ入店拒否、タクシー乗車拒否、電車の終電繰り上げ・・・。
様々な変化が一気に押し寄せた年でした。
そんな中で、働き方の大きな変化が訪れました。
「リモートワーク」です。
これは、唯一の、大きなポジティブな変化ではないでしょうか。
そんな変化に食らいついていきたい!!
この本は、すごく冷静に考えることを教えてくれます。
会社にいること自体、無駄ばかり。
通勤は時間の無駄使い。
朝起きて、通勤して、職場で仕事して、5時になったら家に帰って、家で着替えて、ご飯食べて、寝る。
こんな一般的なルーティンワークを否定しています。
通勤が好きという人はいないはず。朝、好きな時間に起きられない。電車も混み合う。家に帰るのも遅くなる。そこからジムに行きたいが、お腹も減ったし疲れて気力がない。帰っても夕飯を作るのは面倒になりコンビニに寄り道して適当に何か買って帰る。
通勤で体力気力を吸い取られているのだ。
そして固定された職場。
統計では人は職場で働いている限り、11分に一回喋りかけられている。
集中も何もあったものではない。話しかけられるたびにゾーンに入った自分から、引っ張り出されるのだ。とてももったいないことである。
それをもったいないことと思わないことが、もったいないのである。
職場の無駄な喋りが、良い人間関係を生むの事あり得るが、逆もあるのだ。
毎日会うことで、馴れ合いになったり、新鮮さが失われたり、お局が若手をいじめて退社させるなんてご法度なのだ。
この本では、豪華な都会のオフィス、朝9時からの全体朝礼、9時5時で働くこと。を否定している。むしろそれを取っ払い、社員を幸せに導いているのだ。
セキュリティーが守られない、顧客対応ができなくなる、社内の不公平が生まれる、企業文化が崩れる、リモートにすることで生まれるであろう歪みも難なく解決してくれている。
それよりも、オフィスでみんなで働くことに縛られて自由な発想や幸せが奪われることを危惧している。
仕事は、結果や数字が全てである。生産を上げる以外余計なものは要らないのだ。
これから間違いなく増えていくリモートワーク。
選択肢が増えることで、幸せな人も間違いなく増えるだろう。
読書感想 『採用基準 伊賀泰代』
読書感想。
『 採用基準 伊賀泰代 』
著者はマッキンゼーの元採用マネージャー。
人を採用する側から見た、会社が望む人材と、志望者の勘違い。
本当の意味でのグローバル人材とはなんなのか。
そして、
全ての人に、『リーダーシップが必要だ』と強く述べらていました。
私が特に感銘を受けたのは、リーダーシップを持つことで人生が変わる、ということでした。
日本のほとんどの人が、リーダーって特殊な人がやる、群れの中で一人いれば十分。カリスマ指導者が必要。自分には無理。自分は補佐が向いている。大変そう。やりたい人がやるべき。
そんなイメージがほとんどだと思います。
日本の縦割り社会の中で、上司に目をつけられずやり過ごす。時期がきたら昇進する。
出世してから、グループ(課など)をまとめ始める。大企業のみならず中小企業でも一般的にそれが普通。出過ぎる杭は打たれる。
しかし、著者そしてマッキンゼーでは全くそういった組織作りになっていないそうです。
入社1年目からリーダーとして仕事に向かう仕組みを作っているそうです。上司はあくまでも自分のプロジェクトを進める上で必要な場面で使っていく同僚に過ぎない。周りを使って自分の仕事の成果を最大限に引き出す。
たとえ上司と仕事を進めて行く中でも、自分がこう思った。こう改善したらどうか。自分だったらこうする、と上司に同じ目線で伝えるのである。自分ごとにするのである。今、そこに居る自分の価値、喋って伝えて自分の今ここにいる付加価値を常に意識するのです。
リーダーに求められるもの
1目標を掲げる
2先頭を走る
3決める
4伝える
こんなの、一般社員にとっては必要ないよ。と思うかもしれません。
アメリカなどでは自分が今まで過ごしてきた環境でリーダーシップをとった経験を事細かに聞かれます。
それは物事をコントロールすることができるか、問題解決能力があるか、成長ベクトルが上向きか、を図る指針でもあるからです。
個人単位にこの『リーダーシップを持とうとする』考えは、きっと人生が楽しくなること間違いなしなんです。確かに責任は重くなるし、考えることも増えます。
でも目の前に起きたことを、問題解決できたり、問題提起ができたり、目の前の世界が自分の世界観で彩ることができるのはリーダーだけです。
みんながみんな、リーダーシップを目指すような職場プラス思考で満ち溢れていること間違いないと思います。
この『採用基準』という本、最初は転職の人事部側がどういう基準の人材を欲しがっているのか興味本位で読んでみたのですが思いがけず人生の指針ともなるものに出会えました。
これから働く人、働いている人、会社を変えるより自分を変えることが必要だと改めて感じました。
読書感想 ルポ技能実習生 澤田晃宏
最近、国内で外国人が犯罪を犯し捕まるというニュースを目にする機会が増えたような気がします。
犯罪はいけない事です。しかし受け入れる日本人側はどのような心構えで外国人を受け入れているのか興味が湧きました。
これを読んで、
外国人を日本に入れなけば犯罪は起きない。
日本人は日本人だけでうまくやっていけばいい。
という短絡思考は消え去りました。
また、日本はもう優位ではない
日本人は先に進んでいるのではない。
海外の人がもう一度日本に行きたい!!と思ってもらえる努力が今後益々必要になってくる現実を知ることができました。
面白い本でした。
なるほどと思った箇所を書き出したいと思います。
現在、日本の少子高齢化は深刻で、労働力不足が先鋭化しているため働き手を欲している。
そこにベトナムである。ベトナムは世界1.2を競う親日国であり、大半は仏教徒でコメ食で箸を使う。勤勉で従順なところもあり日本人は一緒に働きやすい。
日本に滞在するベトナム人の数は年々増え続ける。一方で日本に滞在するベトナム人の犯罪や失踪も増えている。
ベトナム人は日本に対する強い憧れを持っていて、初めから犯罪しようと日本を目指す訳ではない。送り出し機関やブローカーが若者に多額の借金を負わせて若者の人生をめちゃめちゃにしていく事例がある。また日本側の理由も。
ベトナム自体はGDP成長率6%以上を続け、国内で雇用などが広がりすでに人手不足の兆しが出始めている。家族愛が強いベトナム人が今後も海外に出て行くか疑問が出始めている。
日本が魅力的であり、選ばれる国であり続けられるか。
このまま実習生が逃げ出すような環境を放置してはならない。
本の内容は記者の方が実習生に実際にインタビューしたものが濃く描かれてありました。
近い将来、きっと自分の働く職場にも必ず1人2人は外国人がいる時代も来るだろうな。。。
お互いを理解して、雇用のミスマッチングの無いように、お互いが成長できると信じての歩み寄りが必要なんだと。そしてそれはとても難しいけれど一歩一歩進めていくしかなんだと感じました。
映画 リメンバー・ミー
2017年に公開されたディズニー映画、リメンバーミーを見ました。
これがすっごく良かった!!!!!!!
この映画って当時話題になったのかな??
もっと有名になってよかったハズ!!!!
映像美みたいな事が話題になってた記憶はあるんだけど。。。
映像ももちろん素晴らしかった!!ランタン祭りを1000倍にしたような煌びやかな死後の世界。ぜひディズニーランドのアトラクションにして欲しい。絶対行く。
ご先祖様を大事にする事の大切さをライトなようで深く面白く描かれていて、もう一度見たいなって思う、人生の中でも数少ない作品の一つに加わりました。メキシコの街並みと文化が題材で、主人公のピンチの時でも明るさが感じることができたのも良かった。(ディズニーは大体そうか。。)
口コミであったのは、子供にもぜひ見せたいというもの。確かに確かに!あれは実は大人向けに作られてるような気もしなくもないけど、幅広い世代で捉え方が違って観られる作品。
あと、アナ雪以上に歌唱の部分素晴らしい。鳥肌が立ちます。このリメンバーミーを検索エンジンにかけるとすぐに『声優 主人公 歌』って出てきます。
「これ歌ってるの誰!!!すごすぎん???」てなった人が多かったんやろうなって。
短くても曲数もっと欲しかった〜!!けどもうちょっとってのが良いのかな。。
準主人公の骸骨兄ちゃんの声も聞き心地がいい、怖いひいひい婆ちゃん役の骸骨女性の声も迫力があって怖くて「すごい合ってるな〜」って思ってたら藤木直人 松雪泰子。
声が合いすぎていてもうっ感心するしかなかったww
観てよかった〜と。今年では一番観てよかったと思ってます。
思わず遠く離れた実家のおばあちゃんに電話をかけたくなる作品😉
メキシコの感じがワクワクする!!
日が昇ったあとの朝の様子のアニメーション技術も秀逸。
次回のディズニー作品はなんだろう??アニメだったら映画でぜひ観に行こうっと。